伊賀市議会 2020-06-17
令和 2年産業建設常任委員会( 6月17日)
併せて、議会への提出はございませんでしたが、商工会から
市長宛てに要望書が提出されておりますので、資料として配付させていただいております。
それからもう一点、本
所管事務調査を行うに当たり、
田中委員より
新型コロナウイルス感染症対策により停滞した
景気回復を目指す条例案を委員会より発議したいゆえ、申出がありました。お手元に条例案を配付しております。
まずは、当局より
商工会議所から出されました要望書への
対応状況や考え方について御説明いただいた後、御質疑、御意見をお伺いいたします。その後、
田中委員より条例案について説明していただき、内容及び委員会として取扱いについて御協議いただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
嶋岡壯吉君)
異議なしと認め、そのように取り扱わせていただきます。
それでは、当局より説明願います。
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
産業振興部の東です。よろしくお願いいたします。
着座にて説明をさせていただきます。
私のほうからは、去る5月21日に
商工会議所から2次要望として出されました要望書に対する考え方について説明をさせていただきたいと思いますので、お手元の資料のほうをお開きいただきたいと思います。
私
ども産業振興部のほうには8件の要望がございました。
1つ目の1の(1)中小・
小規模企業者応援給付金でございますが、売上高が大幅に落ち込んでいる中小・
小規模企業者を対象に、一律20万円程度の
小規模企業者応援給付金の交付を要望されています。こちらにつきましては、伊賀市独自で
応援給付金制度を設け、既に6月8日から運用を開始させていただいております。具体的には、前年同月
比売上げが30%以上、50%未満で、従業員20人以下の
小規模事業者に対しまして、
事業継続のため20万円を給付させていただいております。
6月16日現在の状況でございますが、延べ70件のお問合せがございまして、17件の申請がございました。また、50%を超える
売上げ減の方につきましては、国の
持続化給付金の対象となりますので、そちらで御申請いただくよう案内をさせていただいてるところでございます。
2つ目の1の(2)
販売促進助成金につきましては、落ち込んだ市内の
消費活動や
事業活動を回復するため、徹底した
感染症予防対策や
新型コロナ感染症終息を見込んだ新たな手段による
販路拡大、新たな消費の創出を図ろうとする事業者を対象に、補助率4分の3程度、上限30万円程度の
販売促進助成金を交付されたいとの要望がなされておりますが、これにつきましては既に国や県、
関係機関で支援策が実施されておりますので、市において新たに事業化することは考えてございません。
3つ目の1の(3)でございます。
テナント家賃の減免につきましては、家賃の2分の1、総額20万円程度の
助成措置を求められておりますが、これも
家賃支援給付金という支援が国のほうで実施される見込みとなっていることから、市独自の支援は見送りたいと考えております。
4つ目の2の(1)でございます。甚大な影響を受けた業種への支援についてでございますが、特に甚大な被害を受けた飲食店については、四日市市などが行っているクラウドファンディングを活用して、40%程度の
プレミアムをつけた
さきグルメ券を発行し、
プレミアム分の補助をという要望につきましては、飲食に使える
プレミアム付商品券を発行することで対応していきたいと考えております。
5つ目、2の(2)でございます。国民1人当たり10万円が交付される
特別定額給付金の支給を受けた市民の市内での積極的な
消費啓発につきましては、
地域内企業にも協力を仰ぎながら、
関係機関と連携して進めていきたいと考えております。その一端といたしまして、市民の購買意欲を促進する起爆剤として
プレミアム付商品券を発行することで、地域内でお金が回る
仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。
6つ目の2の(3)の
プレミアム付商品券の発行でございますが、可能な限り
プレミアム率の高いものを検討しておりまして、飲食、物販、宿泊等、様々な分野に御利用いただけるよう、また
中小事業者の店舗等にお客さんを誘導できるようなものをと考えております。
7つ目の3の(4)建設業に対する支援として、
建設予算の確保と予定されている
公共工事の
早期発注、工期の確保についてでございます。当部の、私どもの部の
農村整備課所管の事業につきましては、現在、国や県の
補正予算の動向を注視しておりまして、前倒しとなる事業の財源につきましては、この6月補正に計上させていただいたところでございます。
また、事業を繰り越すことも想定しながら、十分な工期を確保したいと考えております。
あと、建設部のほうにつきましては、また
建設部長のほうから説明があろうかと思います。
最後に、8つ目の6
観光施設の
早期再開と
所管団体への
経済的支援についてでございますが、三重県が発出しております
新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた三重県指針や、
伊賀上野観光協会が独自にまとめられた
新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドラインに基づきまして、
施設ごとに消毒液の設置や3密を避ける対策を講じた上で、5月30日から営業を再開いただいております。
また、昨日も
伊賀上野観光協会、
伊賀文化産業協会のほうから、
経済的支援についての御要望をいただいたところでございまして、これらの
主要施設、
宿泊施設等の
観光関連事業者の
経済支援策を早急に実施したいと考えております。
私ども、
産業振興部のほうからは以上でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
建設部の山本です。よろしくお願いします。
建設部から、
上野商工会議所さんからいただきましたお手元の要望書の、田山会頭さんからの要望書の内容は、関わることは1点ございます。
4番の先ほど東部長が話させていただいた
公共工事の確保ということで、その中で
建設予算の確保及び予定されている
公共工事の
早期発注、工期の確保を強くお願いしたいと、この項に当たるんかなということで、内容については、まず
建設予算の確保でございますけども、今年の令和2年度の当初予算、
道路河川課でおきますと、ちょっと数字を言いますけども、ちょっとさっき調べてきましたら、
道路河川課の
工事費等で約7億5,000万円、当初予算を見込んでございまして、前年度の令和元年度と比較しますと1.2倍となっておりまして、2割増しということで、予算につきましては、今年は去年に比べて一定の確保ができておりますということです。
次に、
公共工事の
早期発注については、4月の段階で市長のほうから
早期発注をするようにというような御指示がございまして、建設部のほうでも工事の
早期発注を進めておりまして、現在のところ、130万円以上の入札を伴う工事、それが年間で都合120件を予定しております。年間130万円以上の工事を120件予定してまして、実績で、この6月末まで、末といいます予定ですけども、6月末までで、その120件のうち59件の発注をもう実施しております。率からいいますと、もうほぼ5割です。だから、この4月、5月、6月、三月でもうその約半分ほど発注させていただいたということです。引き続き、7月からも順次
前倒し発注を行っていきたいと考えております。
また、御質問の、ここに書いてございます工期の確保ですけども、資材調達の現状を考慮した工期の設定をしたり、場合によっては
工事期間中における工期の延長等につきましても、
関係部局とそれぞれ調整を図って、柔軟に対応してまいりたいと考えております。
もう一つ、ちょっと関連する要望で、伊賀市商工会さん、柘植会長さんの、その
新型コロナウイルス感染症対策に関する要望というのがもう一冊子あるんですけども、そこの4番の
公共料金等の
支払い猶予等という形も、ちょっと私
ども建設部に関係あるのかなと。どういうことかというと、電気、ガス、水道、家賃等、
公共料金等の支払いの猶予等、迅速な対応を要望しますと書いてございますので、ある意味、
市営住宅の家賃の猶予をどうかということです。
前回の
予算補正で認めていただきました
コロナウイルスによる離職者の対応ということで、建設部のほうでは
市営住宅の5戸の空いてるところを一定の修繕をかけて住んでいただく、6か月間を期間として受入れをするというようなことで予算を通していただきましたんで、今、実際もう修繕して、そのような
受入れ体制を整えています。それ以外に、今、住んでみえる人の家賃がちょっと払えないとか、そういう猶予をどうかということですけども、その
市営住宅の家賃につきましては、コロナの影響による離職や収入減により納期限までに支払いが困難な方におかれましては、最低3か月の家賃の給付が受けられます、
生活支援課でやっております
住宅確保給付金というのがあるんですけども、その
住宅確保給付金は、
市営住宅の住人でも
オーケーかと聞きますと、
オーケーですということで、そちらのほうに三月分、
住宅確保給付金のほうを御案内させていただいて、そこで対応をまずはしていただくということで、今、案内しております。
以上でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
上下水道部長。
○
上下水道事業管理者職務代理者兼
上下水道部長(
高木忠幸君)
失礼いたします。
上下水道部、高木でございます。よろしくお願いいたします。
今回の
商工会議所の要望書の第2次の3番の
公共料金等の減免、(1)
水道料金の減免(無料化)ということで、現在の考え方についてお答えさせていただきたいと思います。
要望の内容といたしましては、今回の感染症の影響により急激な収入減や不測の支出を強いられている市民及び事業者の負担を広く軽減するため、
水道基本料金を含め、6月検針分から半年
間程度水道料金の減免(無料化)を実施されたいという要望でございます。
私どもといたしまして、この
コロナウイルスの
感染拡大を受けて、
水道料金を減免する動きというのが、全国的に徐々には広がっているということは把握させていただいております。6月14日現在の統計でございますが、全国1,346事業体のうち、380事業体が実施中、または
実施予定と。全体の約28%と確認しております。
おのおの軽減内容につきましては、使用料などに一定の条件を設けたりしている自治体があるほか、特段の条件を設けず、一律無料化や減額を実施する自治体もあり、期間につきましても、1か月から6か月程度、こちらも自治体間での開きがございます。
水道料金につきましては、
総括原価として
水道事業を維持、運営するための
必要最低限度の費用を計上しておりますので、仮に
水道事業会計のみでの減免を実施する場合につきましては、その発生した
資金不足分が老朽管の更新計画、また、将来への安全・安心な
事業継続に影響を及ぼしかねないといった専門家の御指摘もあり、当
水道事業の経営といたしましても、昨年度から
川上ダム負担金の元利償還も始まっておりますし、
過年度分損益勘定留保資金が潤沢とは言い難い状況でございます。
現在の対応といたしましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
水道料金、
下水道使用料等のお支払いが困難な方へと題して、お支払いが一時的に困難となっている方は、個別にお
支払い猶予や
分割納付等の御相談に応じているところでございます。現在のところ、相談を受けた件数ではございますが、件数といたしましては1件、
支払い猶予実施はゼロ件、他市のような
新型コロナウイルス感染症関連の
水道料金の減免があるのかどうかというお問合せは15件ほど、また減免に係る要望書というのが1件でございます。
今後、
上下水道部といたしましては、行政全体の中で第2次
新型コロナウイルス感染症対策支援パッケージの一環として、
水道料金の
減免措置が必要であるかどうか、今後の状況を見ながら適切な判断をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
次に、要望書の4番で
公共工事の確保(再掲)でございますけれど、
上下水道部につきましては、
公営企業として
建設予算を確保し、工事の
早期発注に現在努めているところでございます。現時点における
上下水道部の
工事発注状況は、
水道工務課が
年間発注予定件数23件のうち、6月末
発注件数はもう15件行う予定でございます。また、
水道施設課年間発注予定件数8件のうち、もう6月末時点では5件
発注予定でございます。また、
下水道課は
年間発注予定件数7件のうち、6月末では3件となっておりまして、
上下水道部年間工事発注予定件数、総計38件に対しまして23件、発注率で約60%の発注を6月末で行う予定となっております。
全体の予算額でございますけれど、8億8,260万5,000円のうち、6月末現在で、予定で4億5,129万8,000円ということで、金額でいいますと51.1%になるのかなというふうに予定を、ほぼなっている状態でございます。
また、工期の確保につきましては、
資機材等の調達を考慮した工期の設定を行い、発注時期について十分な配慮を行っていくというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
説明が終わりました。
ただいまの説明に対し、御質疑や御意見はございませんか。
近森委員。
○委員(
近森正利君)
今回、伊賀市がやっている20人以上の従業員の方の20万円の給付、これ、当初は何件ぐらいを見込んでおられたのか、まずそれを聞かせてください。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
約2,600事業所だったように思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
近森委員。
○委員(
近森正利君)
2,600から申請があるだろうという予想やったんですね。今現在、何件来てますか。ちょっと多いな。
○
産業振興部長(東 弘久君)
すみません、1,250事業所です。申し訳ございません。
○委員(
近森正利君)
現在、何件来てるますか。
○
産業振興部長(東 弘久君)
現在、私どものほうに参っておるのが、問合せで70件、それと実際申請いただいたのが17件、これが16日現在、昨日までということで。
○委員(
近森正利君)
これ、物すごいええと思うんです。私も行かせてもらったら、該当すると、非常に喜んでおられました。
けど、ちょっと今、17件というのが非常に寂しくて、飲食店の方でもぎりぎりで経営されてて、もうやめようかなって言うてる人がいっぱいいてる中で、20万円助かるわという人が結構今いてると思うんで、これ、ほんまに今すぐあれば助かるけども、もう仕事、商売をやめてしもた後で20万円をもうても役に立たないという状況もあるんで、もう少し皆さんに周知してもらうような状況を、今後、考えておられますか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
この補助金につきましては、50%以上超えてる場合は
持続化給付金、国の制度のほうの、
個人事業者ですと上限100万円、
法人事業者でありますと上限200万円という、この
持続化給付金をいただくことになります。私どもとしましては、制度としましては両方、私どもの制度と国の制度、両方、双方をもらうということは認めておりませんので、その加減上、今、4割、45%減で、来月、ひょっとしたら50%を超えるというような事業所につきましては、見送りをされてるというふうに考えてございます。まずは
持続化給付金をもらっていただくという方向で検討いただいて、そして、その率まで達しなかった場合は、私どもの市独自の制度に申請していただくと。そのために、国の
持続化給付金は来年の1月15日までの締切りになってるんですけれども、私どもの制度は1月30日までということで、最後の最後まで見ていただいた中で申請いただくと。
それともう一点、どうしてももうその100万円を待ち切れないと、20万円でももうすぐに欲しいという方につきましては、これにつきましては、私どものほうに30%以上を超えた申請をしていただく、ただし、50%を超えた段階で
持続化給付金の
申請要件を満たして申請いただいて、認められた場合は、私どものほうにその20万円を返していただくというような誓約書を頂いてございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
近森委員。
○委員(
近森正利君)
部長、私、全部知ってます。知ってるねんけども、分かります、全部、内容は。どちらかということも分かってますし、ただ、やっぱり今回、スピードが大事やという話がずっとありましたよね。やっと政策として出てきたかなと。飲食店は、もう1か月前からしんどいんで、ぎりぎりでもうやめようかなとみんな悩んでる中やったんで、やっと出てきたなと。じゃあ、これを待ってた人たちに、多分、知らん人が物すごく多いんですね。私も飲食店、もう十数件、この
持続化給付金のときに回ったんですけども、みんなほとんど知らなかったんですよ、50%のほうも。で、もう用紙も全部持っていって、申請はこうやでというのを説明してやっとこさやったんですよね。
市のほうも、多分皆さん知らないと思うんですよ。想定は1,200件ですよね、来るだろうと。今、問合せが70件で17件申請ということで、もっともっと使ってもらいたいなと私は思ってます。潰れてもらったらやっぱり困りますし、市としても。継続してほしいということで、もう少し皆さんに知ってもらえるような取組をしてもらいたいという願いだけです。
以上です。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
周知につきましては、この7月1日に商工会、
商工会議所のほうが独自の会報があるんですけども、そちらのほうの折り込みに入れていただくような話をさせていただいてございます。
ただし、会員さんでない方についての周知につきましては、また私どもも広報なり、そういったものも通じてまたPRをさせていただきたい、このように思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
近森委員。
○委員(
近森正利君)
最後にしますけども、7月では遅いんですわ。もう、今なんですわね。ということだけ言わせてもらって終わります。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
今、その
商工会議所及び商工会の要望に関連して、市が今、行っていただいてるその事業、特に
公共工事についてお尋ねしたいと思うんです。
後の新コロナの
景気回復条例にも関連してくることなんですけれども、1.2倍の予算は確保していただいてある、
早期発注にも努めていただいてるということなんですけども、第一義的には、伊賀市に本店のあるところが受注できる、もしくは受注できるその機会が増える、チャンスが増える、このことが、そこの事業所の従業員、ほとんどはやっぱり
伊賀市民だと思うし、名張の方も、滋賀県の方もいらっしゃるか分かりませんが、雇用を守っていくということ、こういうふうな観点でその
公共工事は発注されてるんだろうか。今までの
ルールどおり、一般競争です、指名です、随契です、こういうことで単に予算を消化してるのか、新コロナで
緊急事態宣言が出て、ちょうどその時期あたりがずっと
発注件数が多かったんだろうと私は思うの。そのときに、その伊賀市の内需を拡大するために、どうしたらいいんだろう、発注者として。そうすると、なるべく本店があるところに、もしくは従業員の多いところに発注の機会、もしくはその事業、1つの物件でも分けてでも発注していこうかという、そういう努力はどこかにあったんだろうか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
まず、コロナということでおっしゃられましたですけど、基本的に、今、従前からやはり
地元優先という考えは、もう前からございまして、
発注基準の中に、先ほど
田中委員さんがおっしゃられた市内に本店を有する
市内業者という格付をしとるんですけども、そこをまず第1順位で選んでおりまして、第2順位が市内に支店等を有する準
市内業者、基本的にはそういう市内、準市内で、金額に応じた、指名であれば者数、額面、いろいろありますけども、基本的には6者、6者に満たない場合は
地域要件を広げて県内までにするとか、場合によっては県外でも6者に満たなかったら
オールジャパン、要は日本全国に求めていくというような従前からある
発注基準というのがございます。
もう一つは、もう一つ、じゃあほか、どんな
地元優位性をしてるんかといいますと、金額が高額なJVなんですけども、
ジョイントベンチャーの場合は、設計金額1億5,000万円以上の
土木工事、3億円以上の
建築工事の大型案件の場合は、どうしてもそういった
オールジャパン、全国に広げることになったときに、なかなかそういう地元と競争する場合に、ちょっとある意味なかなか無理があるみたいな話がございまして、JVでそういった場合に、JVで市内への発注となる場合は、特別な事情がない限り
市内業者を必ず1者含む発注となるような、そういう
発注基準にしてございます。
そういった意味で、コロナやからもっと踏み込んでというお考えか分かりませんですけども、もう従前、前からそういったやはり
地元優先という考えは、伊賀市の
発注基準には十分組み込んでございまして、そういったことで
地元優先の考えはどうかということは、今の伊賀市
発注基準にそういったものの考えは組み込まれておりますということで、御紹介させていただきます。
以上です。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
公共工事、どの自治体も
地元優先でというのは国の指針もあったり、都道府県の指針もあったり、
経営審査の事項等で明らかにされて、一定のルールで行われているというのはよく分かってます。
私が申し上げたいのは、新
コロナウイルスなので、さらに踏み込むべきではないかということを言ってるの。それが発注の機会を多くしてあげる、もう第一義的に本店が伊賀市にある事業者、そういうことは、今、部長の御答弁では、従前してるで特段の配慮はしないよということなんだけど、私はそれをすべきだと思って、入札調書をちょっと見てましたら、上野公園の園路の整備の設計委託、三者が地元、1者が支店業者、支店業者が持っていったんや。じゃあ上野営業所に勤めてらっしゃる方は何人いんねやろうと。それよりも、地元のこの3者で勤めていただいてる方はたくさんいらっしゃるがな、ふだんも邪魔させてもうてたりしますから。しかし、ここの営業所では、私、顔を見たことないな。基本的には留守番電話で津のほうに行くという話を聞いてる。これが440万円。
じゃあ、こっちのもう一つのほうで橋梁点検、これは予定価格は税抜きで1,700万円ですから、以上ですので、今、部長のおっしゃるように、その幾つかの、ごめんなさい、地元業者も支店業者も含めて、ある程度の数以上でないと駄目ね、競争性が担保できないねというふうなこともあるんだろうけども、橋梁点検の阿山・伊賀・上野工区、幾つかの橋梁を点検するんだろうな。そうすると、その点検するのを分けていけば、予定価格が1,700万円に満たない、よりずっと下がってくる。じゃあ、地元業者に発注できるように、地元業者だけに発注できるように分割したったらいいじゃないか、このように思うの。そうすると経費が余分に要るじゃないかと、直工の部分は一緒であってもね。経費の部分が要るじゃないかという話は、例えば
産業振興部、東部長のところであるように、市民に対して
プレミアム商品券を検討してるとか、または市独自で給付金のやってるというのと同じレベルの話じゃないの。
そういうことで、生は渡さないけれども、発注機会を多くすることによって、チャンスを多くすることによって、一つ一つの事業者が受注できるチャンスが多くなって、受注できたら、今まで自分が雇ってる従業員の身分を守っていけるんではないか、ここまでやっぱり考えていただくのが大事なことではないのかなと思うんですけども、もう半分以上発注しましたって言っていただいて、もっとはよ気がついてほしかってんけども、今後のその方向性としては、例えば東部長が広い意味での産業支援を
建設部長に頼むわなというんだったら、どんなお願いの仕方があんのかな。もしくは、水道部長に頼むわなとお願いするんだったら。
産業振興部長として。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
やはり地元でお金が回るように、地元業者を使えるような状況で発注をお願いしたいということですね。今もっては、それのお願いということです。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
じゃあ、今のその東部長のお願いを聞いて、山本部長、どういうふうにお考えだろう。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
私は、
田中委員さんおっしゃるとおり、やはり地元をもっと優先して進めていって、やはり地元があっての伊賀市ですんで、やはりそこは大事やなという考え方には私は同じです。
ただ、立場的というか、建設部としましては、先ほど例としておっしゃられた橋梁点検、橋梁点検は国の補助が入ってます。55%、100分の55、国の交付金が入ってございまして、あくまでも分割する場合は、きちっとした分割理由が要ります。それで、例えば100あるものを50、50と割ることは、それは直接工事費、直工は一緒なんですけども、おっしゃるとおり割れば割るほど金額が、全体は同じなんですけども、経費がかかってくるわけなんです。そうすると、当然、会計検査もありますし、分割した理由、分割理由も聞かれますし、割れば割ったほどトータル的には上がってくるわけなんですよ。それを申請して補助をもらうと、ちょっと会検のときに困るのかな、何でこんなふうに細切れに割りましたかということになりますし、そこで、それじゃ補助は補助で100の補助をもうたらいいんじゃないかと、それに対する細切れに割ったら割った分だけの経費がかかってきたら、市単で入れたらいいじゃないかという考えもあります。だから、いろんな考えはあるんですけども、ただ、建設部だけの話じゃございませんので、そういった分割なり、あと
発注基準を見直すことは、副市長を委員長としたそういう指名審査会で決めることですので、指名審査会は工事発注だけじゃなくて、物品やら役務の全てのことに対して伊賀市の
発注基準を管理しておりますので、そこで議論することかと思いますし、もう一つは、1年間に1回、2回、
商工会議所の建設業部会さんと、私ども副市長と一緒に併せて、ここの者、建設部、上下水道さんと産業さんと、各部長出席したそういう意見交換もございますので、その場でもしっかり話をしていきたいなと思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
理由は1つ、新コロナで大変なときだから、雇用を守るために内需を拡大すべきやるというのが大きな理由だと思う。
今の部長のお話だけ伺ってると、じゃあ、特定JVを組んできてねっていう発注の仕方をすれば、例えば、その支店業者と地元業者、JVを組んできてね、これなら可能な話なんだろうな。やり方はいろいろあると思うの。
だから、その内需拡大していくということを、今の建設部は建設の中での真っ当な今お話なの。恐らく水道もそうだと思うけど、しかしトータル、産業支援という意味からすると、ちょっとマニアック過ぎるの。今は新コロナ対策で大変なときだと、このことをやっぱり思ってほしいな。少し発注について再考を願うことを、この機会にお願いしときます。
以上です。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
ほかにございませんか。
副委員長。
○副委員長(
山下典子君)
水道料金の基本料金の減免についてお伺いします。
6月14日現在、380の事業体が実施されるということなんですけれども、伊賀市は適切な判断でそれを決めるということなんですが、前向きには考えていただいているんでしょうか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
上下水道部長。
○
上下水道事業管理者職務代理者兼
上下水道部長(
高木忠幸君)
先ほど答えさせていただいたとおり、行政全体の中で、次の感染症対策支援パッケージ等の中で必要であるならばということで、一応試算等はしている段階であるというのが今の現状でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
副委員長。
○副委員長(
山下典子君)
水道料金の減免って、やっぱり市民、本当に全ての市民の方に関わるということなんで、とてもよい施策だと思うんですが、この適切な判断というのはどういうような判断なんですか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
上下水道部長。
○
上下水道事業管理者職務代理者兼
上下水道部長(
高木忠幸君)
今、初めに、現在のところの猶予させてもうた中で、相談を受けた件数が今のところ1件程度なり等で、あまりにも少ない段階ではございますけれど、全体を考えて一般市民の方に、これだけウイルス対策で家におられる方も多いし、手洗いも多いということも考えた中で、基本料金等の減免を統一的にできるんではないかとか、使用料金まではそんなことをしたらどんどん使われるので逆の効果ではないかとか、それで何か月が、今、全国的には1か月から6か月程度、いろいろ幅が広いわけなんですけれど、当市としてはどういう形が一番、するんでしたらどういう形が一番妥当であるかという試算は今のところはしておりますので、今、そういう段階で今度のパッケージに入れられるかどうかというのは、今後、ちょっと様子を見ていただければというふうに考えております。はっきり、まだ今のところは回答はできないというのが状況でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
ほかにございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
プレミアム商品券の御検討をいただいてるということなんですが、先ほど私が申し上げたように、その
プレミアム商品券は内需拡大のためにしていただくというのが一番大事なことで、ひいてはぐるぐると回るわけですから、今、たちまちその市民一人一人に、御希望の方に支援をする、内需を拡大していく、内需拡大していくことによって地域経済は回っていくということにつながっていくと思う。したがって、全て100%の地元に本店がある事業者にとはなかなかいかないと思うけれども、ある程度の割合、例えば90%なのか、95%なのか、98%か分かりませんけれども、そのあたりの大まかな地元発注というのかな、地元で商品券を消費してよというふうな指針はおありでしょうか。それとも、今までのように大手のスーパーでも
オーケーねというとこなんだろうか。少し、今、御検討されてるところがあるならば、御披露いただけたらと思います、言える範囲で。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
また、補正のほうで上げさせていただく際にも、また詳細については説明等させていただくことになろうかと思いますけども、私ども、今、考えてますのは、やはり委員さんおっしゃるように地元事業者にお金が回る、これが一番の狙いでございまして、別のところに本社のあるとこへ余り行かないような方策を検討します。
ただし、券は買っていただかなければ、欲しいなと思うような券を発売しなければ市民の方に買っていただけませんので、そこらのバランスを考えまして、その中でもやはり地元の事業者のお店等にお金が半分以上落ちるような券の設定にしたいと、このように考えてます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
半分、50%以上、極力、地元に本店のある事業者にお金が落ちるようにと、いわゆる購入していただけるようにということを目指してるということですか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
5年前にやりました
プレミアム商品券のときに、1万円で1万2,000円の券を発行させてもらいました。このときに、地元の事業者のお店、中小のお店で買えるのが2,000円と、あと1万円が大型店でも地元の店でも買えるような構成にしたんですけれども、そのときのアンケート結果というか、お店の結果を見ますと、地元事業者の人が51%、52%ぐらい、あとの48%が大手のほうに行ってたというような状況がございまして、それより構成をもう少し変えて、地元に落ちる券を増やして、割合を、そのような形で制度設計をしていきたいと、このように考えてございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
すみません、今の流れで聞かせていただくんですけど、答えられる範囲でいいんですけども、結局、市民の方に買っていただいて使ってもらわないとお金の循環がされていかないということで、1小口の金額の設定というのが結構重要なんだろうなと、あんまり高過ぎるとなかなか買えへんし、1口当たり少ないほうがちょっとでも応援しようかというふうなところにも、自分の地元をというふうにつながっていくと思いますが、そのあたりの考え方、教えてほしいなと思うんですけども。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
おっしゃってくれたようなことも検討して、制度設計をしていきたいと思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
あともう一つ、1口幾らというのもそうなんですけども、どれだけ金額、例えば1人当たり上限があるのかないのかというのは、今までもそういう議論はあったと思いますけど、そこについての考え方とか、今のところあったりするんですか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
一応
伊賀市民の方、各世帯が買えるような、4万世帯近くあるんですけれども、その各世帯が買いたいと思えば買えるような状況に持っていきたいと、このような販売方法をしていきたいなと思っております。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
それは分かるんですけど、かつてはよくあったのが、例えば車を購入するのに多額の
プレミアム商品券を買って使用したというようなこともありましたけども、そういったことが、じゃあ今回どうなるんだということなんですけど。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(東 弘久君)
やはりある人にメリットが偏るような、そのようなことのないような販売をやっぱりしていきたいと、このように思っております。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
分かりました。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
土木のことをちょっと聞きたいんやけど、120本あって59本出したと、そんならその1本取って、1つ取って、もう一本、また出たときにかりたいというときに、現場、120万円以上やったら、1つの現場でも監督が欲しい、この施工管理者というんかな、そこらをちょっと教えて。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○建設部次長(
技術担当)(山本 学君)
建設部、山本です。
今、委員御質問の130万円以上で、これは契約のほうの関係になるんかと思うんですけど、手持ち工事というのがございます。その会社で何件以上持ってると、もう入札できないとかいう条件になっております。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
そしたら、地元業者に出せ出せと、地元で、それは何よりそれはいい話やけども、そうすると、監督さんが3人も4人も5人もおると、そういう事業所は次々、次々、入札が出ても参加できるけども、1人か2人しかおれへんかったら、1本か2本取ったらもう次、入札に参加できへんわな、そういうこと。
そういう、今、土木は100社ほどあんのかな。A、B、Cと切ってあんのか、Dまで切ってあんのか知らんねやけども、何社ほど今あるの、土木の業者というのは。ランクで切ってあんねやろ。Dまであんねやろ。Aが何社って分けてんねやろ。(「・・・」)わからんかったらええんやで。もうええわ、構へん構へん。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
そやからたくさん、ほんならあと60本ほどあると、そうなったら先に1本取ってあったら、もう監督がいやへんかったら、次、参加できひんと。現場の監督いなかったらできひんわな、地元の業者にさせてやりたいと。
そこら、今、6月やから、工期の関係でいろいろとそういうことを少し考えて、さきの業者が大方事業が終わったさかい、また次出すと、そこらのそういう考え方はあるのか、ちょっとそれだけ教えて。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
早期発注に努めて、早い段階でずっと発注しておりますけども、やはり手持ち件数といいますか、1人の現場監督員が掛け持ちでというのは、そういうのはありますんで、そういうことも考えて、順次適切に発注していきたいと考えてます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
今、部長が言うた、現場監督というのは掛け持ちできるの。できへんのやね。
○委員(田中 覚君)
できるやつもあるやろ。
○委員(
中岡久徳君)
できるやつもあんの。
○
建設部長(山本 昇君)
発注条件によって、金額とか、そういうふうな技術的なことで、全部できないわけじゃないです。
○委員(
中岡久徳君)
さっき問題になっとった耐震とか、橋の橋梁の検査、あれも資格が欲しいと思うんです。そやから、伊賀市の業者で発注せいいうても、資格の持ってるそういう対象の事務所がたくさんあるんか、ないんか、それを分かったらちょっと参考に教えて。それはもう出されへん、出せ出せいうて。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部次長。
○建設部次長(
技術担当)(山本 学君)
橋梁点検につきましては、市内、準市内で発注をさせていただいております。また、PCBも去年させていただいたんですけど、それについても今年度につきましては市内、準市内で発注という計画をさせていただいております。
○委員(
中岡久徳君)
それから、そのエントリーできる入札参加資格というんか、3社以上なけりゃあかん、6社以上とかいうんでも、伊賀市でそういう対象になる事業所が、伊賀市に本店があって何社ぐらいあるのか、それを教えて、参考に。橋梁でも。分からんかったらもうええわ。難しいことを聞いた。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
よろしいですか。
○委員(
中岡久徳君)
多くの人に入札の機会を与えやなあかんというても、やっぱりその決まりがあって、それを超えるわけにはいけへんわな。そやから、そういうことも加味して、できるだけ伊賀市の業者に入札に参加できる機会を考えたってもうて、発注してもうたら、それだけお願いします。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
ほかにございませんか。
ないようでございましたら、ただいま出されました意見等につきましては、取りまとめて議長のほうに報告させていただきます。
次に、条例案についてでございますが、
田中委員より説明を願います。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
今、お手元に配付させていただいております
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策等により停滞した市内の
景気回復を目指す条例(案)というのをお示しさせていただきました。
目的の第1条から第5条に至ります1つは、時限的な条例案であり、また罰則を設けておりませんので、理念的な条例であるということをまずお含みをいただきたいと思います。
目的といたしまして、
新型コロナウイルス感染症、いわゆるCOVID−19と言われておりますけれども、その拡大防止のために自粛活動、もしくは
緊急事態宣言がしかれて経済活動が停滞いたしました。こんな地方都市であっても、やはりその影響は大なるものだと肌で感じております。
市内の経済が危機的な状況にあることを鑑みて、市、また市民、または市内で事業を営む個人や事業所を置く法人、皆さんが協働、コラボレーションいたしまして、この市内の資源を生かした経済の促進を図ることで、いわゆる内需を図ることで、地域経済の一刻も早い回復と持続的な発展及び市民生活の向上、生活に困るという方が、この
コロナウイルスの以前までいち早く戻したい、こんなことに寄与するために、この目的としてこの条例を提出させていただきたいと思います。
なお、この提出、この条例案は、主にというか、ほとんどこの常任委員会に関することでありますので、この常任委員会が総意で提出者となっていただいて、無事成立してこの目的が達成できればな、こんなふうに考えております。
今も第1番目の審議でありましたように、山本部長は建設部としてそのルールにのっとってやっていただいてるけれども、なかなか新コロナによって景気を回復しようというのがまずベースにないと言っても過言ではないと思うし、
上下水道部にしましても同じことが言える。
しかし、
産業振興部は、やっぱり新
コロナウイルスで大変やなということは重々分かってるけれども、なかなかこの部をまたいで横への連携がない。したがって、こういう理念条例を出すことによって、市の職員がまずみんなで取り組んでいこうよと、こういうことで1番目に団結していただく。市だけでは解決できない部分もたくさんありますから、市民の方にも一緒になって協力してよとお願いをする。それだけでも十分足り得るものがないと思いますから、この市内にあります事業者の方にも、例えばある工場で調達するものがもし伊賀市にあるならば、その伊賀市でなるべく買うてよねということで、ひいてはその雇用を守っていくというふうなことを皆さんで協働していただくためのその条例であります。
第5条に、市長は条例ができましたら、市長は市内の経済状況のその回復状況を勘案して、例えばその商工会なり
商工会議所の方に聞き取りなんかをして、随分戻ってきましたよ、こういうふうなことがあれば、この条例は改廃することは可能である。しかし議提議案ですので、第2項に議会の意見も求めてねと、こういうことを規定した条例でありますので、どうかよろしく御審議をいただきまして、皆さん方、
産業建設常任委員会として全員のその提出者になっていただくように心からお願い申し上げます。
以上です。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
説明が終わりました。
本条例案に対し、発案者、または当局さんに対して御質疑や御意見ございませんか。
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
田中委員なのか、行政なのかということなんですけど、先ほどの中でも話してました、山本部長の答弁だったかなと思うんですけど、今でも市内事業者に極力伊賀市としてお願いするような形があると。例えば、この条例が制定されたときに、その状況というのがどう変わっていくのかというのがあまり、ちょっとよく分からないので、そのあたり行政のほうか、田中さんのほうか分からないですけど、説明していただければと思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
じゃあ私のほうから。先ほどの商工会、
商工会議所の話で、より具体的には申し上げませんでしたけど、4月、5月、6月の入札調書をピックアップしましても、呼び使いしてるところは県外業者もある、随意契約もある、これは建設部だけじゃないですよ、そういうことが多く散見される。そうしたときに、ごめん、小さい話か分かりませんけれども、伊賀市発注のそのお金がよそへ流れてしまうんではないかということを非常に危惧している。
したがって、この限定的に新
コロナウイルスのこの大変な期間だけは伊賀市に、伊賀市にその専門業者がなかったら仕方ないですけども、あるならばここを使ってほしいということを、幾つかの入札調書を見たときに、十分に言えるということをもって提案理由の一つとさせていただきました。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部長。
○
建設部長(山本 昇君)
私の個人的な意見で申し上げますと、それじゃ、今まで建設部は地元を優先してないのかということは、しておりますんで、それ以上ということなんですけども、ただ、確かに
コロナウイルスで
早期発注もさせていただいて、
地元優先、もっと優先すべきやという考えは、そういう考えはおっしゃるとおりだと思うんだけども、そこで、建設部の中でそういった
発注基準云々については、そのルールに基づいて発注しますんで、大本のその部が管理している、契約管理課が管理してる
発注基準を変えないと、逸脱して私ども発注できないんで、もう一つは、今、委員さんがおっしゃられたですけども、遅いか分かりませんけども、直近でも
商工会議所の建設業部会がありますので、そこと、うちの副市長も入れた、各部長出てきておりますけども、そこで話し合いをして、先方さんというか、そういった建設業部会さんがどういうふうにおっしゃるというのもありますし、そこらをよく意見交換していくべきかなということかと思います。
ですんで、今、総務部長が来てますけども、そういう建設部だけで
発注基準を変えることではございませんので、考えは私もそういうふうに、地元をもっと優先してやっていくべきなんですけども、そういった一定の
発注基準がございますので、そこを変えていくことかどうかということですよね。ただ、私どものほうからは、そういう
発注基準を変えないと、私どもは発注側としてはルールを逸脱して発注できないんで、まずは変えることが先決かなと思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
結局、確かにこの条例は理念条例なので、制定する、しないにしても、今の基準を運用していくような形でやっていくということなんで、この条例の、田中さんの話なんですけども、目的というのは地域経済の発展というか、回復というか、市民生活、回り回ってよくなりますよと、それ自体はもう間違いなく目指していくものですし、それがどういう形であれやっていくべきことかなと思ってますんで、今、部長おっしゃったように、業者さんの考え方とかもちょっと聞かせてもらうような、委員会で聞くのか、どんな調査なのか分からないですけど、そういうことも必要かなと、今個人的には思ったんですけども、そういう幅広い意見の取り方ということについてはどう考えられますか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
これは私の経験に基づいて申し上げて、私の経験に基づいた、その経験をもってこの条例をつくらせていただきました。バブル崩壊して、平成7年ぐらいまで三重県の県税収入はよかったんですが、平成8年以降、もう激減してきた、バブル経済崩壊で。そのときに、一つの経済対策として、景気対策として、今まではAというランクで発注していた
土木工事を、新ルール、今だけのルールでAAのJVで来てください、もしくはABのJVで来てください、こういうふうに発注のいわゆる当たる機会を、受注の機会を増やしたというのが1つ。
2つ目、例えば延長1キロメートルの道路改修工事があったとしたときに、じゃあ500、500に切って、2つの事業者が落札ができるように受注機会を増やした。先ほども言いましたように、少し経費の部分は乗るけれども、それはもう景気対策として仕方がないということで、県は思い切ってやったと。それによって、倒産する建設業者は少なくなったというのが1つ。物品なり、ローンの提供というのは何というのかな、サービスの提供というのかな、そういうふうな役務の提供につきましても同じようなことで、県内業者を中心に、事業所がなったら仕方ないけれども、あるものは県内を中心に発注していくというルールを即刻、時間を置かずに決めてやったということです。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
今、市の事業ばっか話してんねやけども、県とか国の事業もこういうことで、伊賀市の市内の業者が取れる機会を多く与えてるのか、与えてないか、それもちょっと参考に教えて。伊賀市の事業ばっかりやっても、県やら国の事業も伊賀市の業者が、土建屋さん、取らなあかんわな。取ったらありがたいと。そやから、そういう機会が過去に比べて、1年、2年前からそういう機会が、伊賀市の業者が増えてるのか、増えてないか、ちょっともし分かったら参考に教えてくれへん。県やら国の事業。国といったら木津川とかいろいろあるわな、工事事務所とか。そういう機会が与えられてあるんか。
○委員(田中 覚君)
国はえらいな。県はあると思うけど、国はなかなか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
建設部次長。
○建設部次長(
事務担当)兼
企業用地整備課長(小西康章君)
建設部の小西です。
ちょっと今の御質問ですけども、ちょっと国のほうは木津川上流河川事務所管轄の工事については、今年度から地元企業へ発注するようなそういうシステムというか、いうふうに今年度から実施するというのは聞かせていただいてます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
中岡委員。
○委員(
中岡久徳君)
去年の発注か今年の発注か知らないけど、業者に聞かせていただいたら、たくさん木津川の工事事務所、大河原の手前まで伊賀市の業者が仕事を取って行っとったと聞かせてもらっとる、多くの方。一覧表を見たら、物すごく多かった。それを聞いとんですよ。
それで今年もそういう機会が多いということは、この事業者がたくさん働ける、お金、収入、わざわざ伊賀市で工事をやんのに、よその業者でよそへ持っていってもらうわけにはいかない。
田中委員さんがおっしゃるように、伊賀市のとこでいけると。そういうのをやってくれたら、それやったら伊賀市の業者がたくさん取れるということで非常にありがたいなと、分かりました。ありがとう。
○委員(田中 覚君)
名阪国道はなかなかえらいな。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
信田委員。
○委員(
信田利樹君)
本当にコロナで大変な時期で、いろいろあると思うんですけど、この条例というのも理念条例ということでやられるということ。私は、日頃からもうこんな
市内業者はもちろん優先的にしていくというのは、もう絶対基本的と思います。コロナも大変やけど、コロナ以前でも本当にしていかなあかん。
ただ、やはりこれは何で大事かというと、やっぱり災害が起こったときに、市内の業者さんでどうしても重機を持ってないとか、人手がいてないとかいうことであったら、災害が起こったときにすぐにやっぱりやってくれるのは地域の業者さんだと思います。だから、やっぱり地域の業者さんにしろ、日頃からやっぱり潤えるようにして上げないと思いますので、それは発注だ。
ただ、ちょっと伊賀市さん、今聞いてたら、まず一番初めおっしゃったように、一番先に
市内業者さん、それで2番目に準
市内業者さん、その次に県に伸ばして
オールジャパンということで、ただ、伊賀市さんの場合は定住圏というのがありますよね、定住自立圏というのをやってますよね。よその山添村さんとか、いろんなところ、地域の周りの人とこういうふうに行政的に提携してますよね。そういうところ、要するに、もちろん今おっしゃったように、伊賀市さんの
市内業者さんがナンバーワン、ナンバーツーが準市内、その次に定住自立圏、こういうところの地域の人とか、こういうのをやっぱりちゃんとしっかりとどういう位置に置いていってやるか、その次に三重県とか、それで
オールジャパンとか、この順序というのももう一遍ちょっと考えていって、もうちょっと広げた中でのここを考えていかなあかんのかなと思いますけど、そういうのどうですか。そういうの考えて、今、発注とかされてるんですか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
総務部長。
○総務部長(山本幸一郎君)
総務の山本でございます。
以前もたしか同じような御質問もございました。今のところ、答えから言いますと、今はまだそういう基準にはなっておりません。
ただ、同じように、それぞれの定住、相手さんもやっぱりそういう条件というのか、やっぱり相互がということでございまして、前に意見をちらっと聞いたとき、そういうお考えはないようでございましたので、また改めて、改めてってはよせいよという話ですけれども、またそういった意見というのか、そういう機会もあるようでございますので、あるようでしたらということになるのですけど、そういう機会でまた意見交換とかもしていかんなんかなという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
信田委員。
○委員(
信田利樹君)
あるようならしていかんなんやなしに、ぜひやっていっていただいて、伊賀市の業者さんも市内だけで、やっぱり今、御質問の中でやったらようけ業者さんもおられる、仕事も少ないとなってきたときに、その定住自立圏の中のとこでも伊賀市の業者さんも行けるようにしといたら、向こう側に来てもらって、お互いに行けるようにして仕事を潤えるような形というのも、やっぱりこれからの社会、やっぱり隣近所さんというのをやっぱり、三重県でなかっても、奈良県やけども、やっぱり隣近所というのはやっぱり大切にしていったほうが私はいいと思うんです。だってやっぱり、一緒の三重県やけども、熊野市に本社もあるとかいうたとこの人に仕事を取ってもらったって、いざというとき、なかなか来てもらわれへんわね。昔、3軒隣にいてた人にまた助けてもらうのと一緒で、やっぱり定住自立圏の周り、隣の市から、隣の村から等来てもらえるというような形というのも、これからもう一遍、行政さん、しっかり考えていただくことじゃないかなと思います。
以上です。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
ほかにございませんか。
田中委員。
○委員(田中 覚君)
議論は尽きないと思いますが、委員会発議にしていただくかどうかの決をまずお取りいただきたい。委員会発議でええということならば、文言を細部にわたって御検討いただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
今、
田中委員から発言がありましたように、本条例案は、今定例会で委員会より発議するというのは全会一致が必要ということになると思っております。
ただ、議論をいただいた中で、今後も継続して委員会で調整していくとか、修正していくとかいうこともございますので、本来、このたびはこの条例案については見送らせていただきますけども、しかしながら、提案者は今定例会で発議を希望されておりますので、つきましては、閉会日までに会派代表者会議を開催していただきまして……。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
市川委員。
○委員(
市川岳人君)
採決というか、何かやっぱり委員会発議となるとみんなで一緒になってというような感覚だと思いますので、その前にちょっと、先ほども申し上げましたけど、これ自体やっぱり考えていかなあかんことで、コロナだろうが、そういった状況じゃなかろうが、地元の産業を盛り上げていくというような、やっぱりそういうことをこの委員会の中で考えていくべきですし、条例化するんだったら、やっぱりちょっとそういう形でやっていくほうがいいのかなと、もともと個人的に思ってたとこもありますので、となると、もちろん行政側とも結構すり合わせが必要ですし、業者さんの考え方もちょっと聞かせてもらいたい部分もあります。
もちろん、ちょっと今、この条例案を見させてもらってると、市民の役割なんかも増えてますんで、やっぱりどうしても条例を制定するとなると、パブコメであったり市民の意見を聞く機会というのも設けていかなあかんと思いますので、これは委員会の中でもっともっと温めていって、いいものにする、もちろん時間を早くにこしたことないんですけども、そういう形でやっていったほうが、私は今はいいのかなというふうに思ったのは意見として言わせていただきます。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
田中委員。
○委員(田中 覚君)
いつの本会議やったかな、伊賀市の産業を振興していくという条例を、東部長が
産業振興部長になったときぐらい、すぐぐらいだったかな、こんなん別に簡単にできる話だけど、市として考えるべきですよということを本会議であなたにボールを投げた。そしたら、そのときの答弁は、確かに重要な案件ですから、部内で全庁的に検討しますということで、おおむね1年経過してしまったな。だから、今、
市川委員のおっしゃることは、市のほうも、先ほどから建設のばっかり話になってるけども、建設だけではなくて農業もですし、・・・産業のサービスなんかも含めて、伊賀市の産業をどういうふうに盛り立てていく、盛り上げていくか、観光も特に頑張ってるわけですから、観光も含めどうやっていくかという総合的な話は、今、
市川委員がおっしゃっていただくように、一旦市に投げかけてある。したがって、市から一定の時期に総合的な話が返ってくるんだろう、この委員会にと、このように思う。
したがって、今回はとっても時限的で、とっても緊急的な条例案で、それも理念で、努めてよと、お願いします、協力してよというふうなところでとどめさせていただいてあるということを御理解いただきたいなと思うの。
市川さんおっしゃるのよく分かるの。大事なんや、これは。大事だけど、今、議会からこれは簡単にできる話やけど、条例で作文は、しかし全体をまとめていかなあかん、各部だけで今、縦割りになってるのを横に全庁的にやってもらうということで、東部長が就任のときにぽんと投げかけてあって、今も御検討いただいてるんだろうと思います。鋭意努力して、毎日。
だから、それはそれとして、またこの委員会が解散するまでに、恐らく9月議会までには出てくるんだろうと私は思うけれども、臨時議会を開いてもいいと思うけれども、出てくるんだろうと思いますので、ちょっとその大きな意味合いと、今、たちまちのとこということだけ御理解いただけたら、
市川委員、ありがたいなと思います。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
今、提案者から話がありましたけども、予備校の先生が言われたように、今でしょということやと思います、多分、これにつきましては。だから、これについては、今、採決を一応取らせていただいて、どうするか考えさせていただきたいと思いますんで、これ、賛成の方の挙手をお願いしたいと思います。
○委員(田中 覚君)
委員会発議としていただくということですね、ということで。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
そうです。賛成の方の挙手を願います。
(賛 成 者 挙 手)
○委員長(
嶋岡壯吉君)
賛成少数でございます。つきましては、これにつきましては、定例会に出すのは結局は全員一致ということでございますんで、今回は発議を見送らせていただきます。
○委員(
市川岳人君)
田中さん、もうちょっと膨らませていきません、もうちょっと。
○委員(田中 覚君)
そんな時間あるか。
○委員(
市川岳人君)
多分、上げてこないと思いますわ。だからこっち側から上げていったらいい。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
だから要するに、閉会までに会派代表者会議で開催していただきまして、再度検討していくことにいたしますので、御理解をいただきたいと思います。
それでは、この項につきましては終了とさせていただきます。
次に、第2項、
所管事務調査、
タウンミーティングで発表されました
研究事項につきましては、議題を進めさせていただきます。
この項については、議会内の案件となりますので、当局の方は御退席いただいて結構でございます。
(午後 2時44分 休憩)
(午後 2時47分 再開)
○委員長(
嶋岡壯吉君)
それでは、お手元に、昨年8月に実施されました
タウンミーティングで出された市民からの意見等につきまして、当委員会で所管する内容を分野別にまとめたものを配付させていただいております。こちらについては、今後、所管事務や提言に向けて参考としていただきたいと思っております。
この件につきましては、特に何か御発言ございますか。ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員(
市川岳人君)
これはいただいてどうしたらいいんですか。
○委員長(
嶋岡壯吉君)
所管事務調査に対して、これをもしもあれやったら使ってもらったらと、こういうことが出てましたよという報告だけでございますんで、次に、これがどうのこうのというわけではございません。一応参考まででございます。
皆さんにつきましては、今後、
所管事務調査につきましては何かありましたら、私ども正副委員長にまで申出いただきまして、これを踏まえて正副委員長で協議して、今後、
所管事務調査の調整をさせていただきたいと思っております。
この項につきましては終了させていただきます。
その他、委員の皆さんにおかれましては、何か御発言ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
嶋岡壯吉君)
ないようでしたら、これをもちまして
産業建設常任委員会を閉会いたします。本日は御苦労さまでございました。
(午後 2時49分 閉会)
―――――――――――――――...